平均貯蓄額から見る平均値と中央値の違い。

お金

貯蓄をしているとふと他の人はどのくらいの貯蓄があるのだろう?と気になることがありますよね。

ですが友人や会社の同僚などに「貯金どのくらいあるの?」とはなかなか聞きにくいですよね。

そこで世代別の平均貯蓄額を調べると「意外とみんな持っているな…。」と焦っている方も多いのではないでしょうか?

もちろん他人の貯蓄額を知ることで資産拡大の原動力にするのはとても良いことだと思います。

ですが平均貯蓄額は平均値であり、実態とはずいぶんかけ離れてしまっている事がほとんどです。

そこでより実態に近い数値を表しているのが中央値であり、何かのデータを確認する時は平均値と中央値のどちらも確認することが重要です。

平均値と中央値の違いってなんだろう…?

という方も多くおられるかと思います。

今回はそんな平均値と中央値の違いをまとめました。

平均貯蓄額を見て違和感があった方は中央値を知ることでしっくり来るかと思いますよ。

平均値とは

平均値と聞くと何となく全体の真ん中らへんの数値でしょ?と考える方が多いかと思います。

ですが平均貯蓄額のように上限が無いにも関わらず下限があるデータの平均値は実態よりも数値が高くなってしまいます。

そのため平均貯蓄額の場合は下限が0円ですが上限はありませんから上位数%の富裕層の貯蓄額に大きく平均値が引っ張られてしまいます。

平均貯蓄額が実感よりも多く感じてしまうのはこの為ですね。

例えば極端ではありますが上記のように9人の貯蓄額のデータがあった場合を考えてみます。

まずこの場合の平均貯蓄額を求めましょう。

3500(対象者全ての貯蓄額)÷9(対象者の数)=388万円(平均貯蓄額)

このように平均貯蓄額は388万円となりますが実際は9人中8人の貯蓄額は200万円以下となっています。

さらに対象者の約半数が貯蓄0円ですからこの388万円という平均貯蓄額は大多数の方の実態から大きくズレていると言えますよね。

その為この対象者の9人のほとんどの方が「みんなそんなに持っていたのか…」と焦るかと思いますが一部の富裕層が平均値を引き上げているだけで実際にはみんなそこまで持っていません。

また貯蓄額0円の方が4人もいますが0円の割合がどれだけあろうと平均値に影響しないというのも平均値を押し上げる原因となっています。

負債(マイナス)分も加味すれば実態に近づくのでは…?

こういった考えの方もおられるかと思います。

ですが貯蓄額の統計ですから負債を加味してしまうとそれはそれで正しい数値とはなりません。

ですから平均貯蓄額などの下限が定められているデータに関しては中央値を確認することでより実態に近いリアルな数値を知ることができます。

中央値とは

中央値とはその名の通り対象者を低い方から高い方へ順番に並べちょうど真ん中の数値が中央値となります。

それでは先程の図で中央値を見てみましょう。

対象者が9人ですから中央は5番目の人になります。

5番目の方の貯蓄額は50万円となっていますからこの場合の中央値は50万円という事になります。

平均値が388万円でしたがほとんどの対象者の方の感覚とは大きなズレがありましたよね。

ですが中央値の50万円であればほとんどの方の感覚と一致しますし、中央値の方が実態に近いよりリアルな数値といえるかと思います。

また平均値の場合は0の数がいくつあっても数値に影響はありませんでしたよね。

ですが中央値の場合は0の数がしっかり反映されており、極端に高い数値に引っ張られるなんてこともありません。

平均値よりも中央値の方がしっくり来る方が多いかと思います。

年代別の平均貯蓄額

それでは平均値と中央値を理解した上で年代別の平均貯蓄額を見てみましょう。

年代平均値中央値
20代104万円12万円
30代357万円123万円
40代557万円79万円
50代851万円38万円
60代1300万円304万円

出典: 金融広報中央委員会 令和元年 家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]

おそらく平均値よりも中央値のほうがどの年代の方でもしっくり来る数値になっているのではないでしょうか?

また中央値よりも多くの貯蓄があるという方はその年代の上位50%に入っているとも考えられますよね。

平均値と中央値でこれだけ大きな差があるのはなんでだろう?

平均値と中央値を比べるとかなりの差額に驚きますよね。

なぜこんなに差が開いているかというとお金を持っている人と持っていない人の格差が大きくなっている為かと思われます。

お金を効率よく稼ぐにはお金が無いよりもお金があったほうが遙かに有利です。

その為資産のある人がさらにお金持ちになるように資産の無い人はなかなか現状から抜け出すことができません。

ですからなるべく早いうちから貯蓄を増やし資産運用することで少しずつ資産の拡大をしていくのがおすすめです。

これから貯蓄や資産拡大を考えている方におすすめな書籍です。お金に関する考え方が根底から覆されるような内容ですから一度読んでみても損は無いかと思いますよ。

さいごに

今回は平均貯蓄額から見た平均値と中央値の違いをまとめました。

平均値がどれほど実態からかけ離れてしまっているのかが分かって頂けたかと思います。

また中央値を超えるくらいの貯蓄があった場合でも安心してしまうのでは無くさらに資産の拡大をしていきましょう。

もし現在中央値に届いていないという方はできる限り貯蓄をし将来に備えるのがおすすめですよ。

これから貯金をしていきたいという方はこちらも参考になるかと思います。

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