「医療保険に加入したいけれどどの特約が必要なのかわからない…」と悩んでしまう方が多いのではないでしょうか?
特約の種類はとても多く、さらに保険会社によって契約できる特約も違いますから何を選べばよいか悩んでしまいますよね。
基本的に医療保険の保障内容は最低限でシンプルな内容にすることが無駄な保険料を支払わないコツですから特約も必要最低限で契約するべきと言えます。
そこで今回は医療保険に付帯させるべき本当に必要な特約を2つまとめました。
医療保険の特約とは?

そもそも医療保険の特約がいまいちなんなのかわからない…という方のために特約についてまとめました。
医療保険は「主契約」と「特約」の2つの組み合わせで成り立っています。
まず医療保険の「主契約」とは入院や手術をした場合の保障で医療保険のベースとなる部分です。
対して医療保険の「特約」とは簡単にいうとオプションであり、主契約に特約を追加することでご自身の理想の保障内容にすることができます。

上記の図のような感じで主契約に特約をのせていくイメージですね。
つまり特約は主契約に追加するものですから特約のみを契約することはできません。
またそもそも医療保険っていったいなんなの?という方はこちらも参考になるかと思います。
医療保険に必要な特約とは?
医療保険に必要な特約
・先進医療特約
・払込免除特約
医療保険に必要な特約は上記の2つです。
それぞれ詳しく解説していきます。
先進医療特約
先進医療特約は医療保険にせっかく加入するのであれば必ず付帯させておきたい特約です。
先進医療は公的医療保険の対象外となる治療ですからかかった治療費は全額自己負担となってしまうんですね。
ですが先進医療特約に入っていれば先進医療を受けた場合の技術料が全額保障されます。
受ける治療によって技術料は変わりますが、がん治療で受ける先進医療である「陽子線治療」や「重粒子線治療」の技術料は200〜300万円ほどかかってしまうんですね。
突然の200〜300万円もの出費はほとんどの方にとってとても大きな負担になるかと思いますし治療費が捻出できない方も多くおられるかと思います。
ですからお金の切れ目が命の切れ目にならないためにも先進医療特約は必ず付帯させましょう。
また現在は先進医療の実施件数は少なくご自身が該当する可能性はとても少ないんですね。
ですが保険は起こる可能性は低いが起きた時に家計が破綻することに備えるものですから先進医療特約は理にかなった保障の1つと言えます。

加入している医療保険に先進医療特約がついてなかった…
こういった場合は保険会社によっては特約の追加ができる場合もあります。
もし追加ができないのであれば医療保険に入り直すことになってしまいますが、保険料がとても割高になってしまう可能性もあるんですね。
ですからそのような場合は保険のプロに無料相談してみるのが間違いない選択かと思いますよ。
また先進医療特約に関してもっと詳しく知りたいという方はこちらが参考になるかと思います。
払込免除特約
払込免除特約は終身タイプの医療保険であれば必ず付帯させたい特約です。
払込免除特約とは保険会社が定めた所定の状態になった場合に保障はそのままで保険料の払込みが免除される特約なんですね。
この所定の状態というのは
・がん
・心疾患
・脳血管疾患
上記の3疾病のいずれかに罹患することが発動の条件になっていることが一般的です。(心疾患、脳血管疾患は入院○日以上や手術が追加条件になっていることもあります)

毎月の保険料が低い医療保険には払込免除特約は不要じゃないの?
こう考える方もおられますが僕自身は必ず付帯させたい特約の1つだと思います。
というのも、がんや心疾患、脳血管疾患などに罹患すると基本的に継続的な治療や通院が必要となりライフスタイルが大きく変わってしまう可能性もあります。
そうなると以前のように仕事を続けることもむずかしくなり収入が著しく減少してしまうことも考えられますよね。
そのような場合に毎月の保険料の払込みはなく、保障のみ持ち続けられるのは家計の支出の面でも気持ちの面でもとても心強いですから保険料払込免除特約は付帯させるべきだと考えています。
まとめ
今回は医療保険に付帯させるべき特約に関してまとめました。
医療保険はできるだけシンプルで必要最低限の保障内容で契約することで無駄な保険料を支払わずにすみます。
また医療保険にはとても数多くの特約がありますがアレもコレも心配だからと契約してしまうと保険貧乏になってしまいます。
もし最低限の医療保険の選び方がわからないという方はこちらが参考になるかと思いますよ。
またがん特約とがん保険はどちらを選べば良いか?に関してはこちらにまとめています。